土地・建物・相続

相続放棄をすれば、空き家の維持・管理をしなくてもいい?

相続を放棄しても空き家の管理義務まで免れるわけではない

相続した家が古く売れそうもないとして、相続放棄をすれば、家屋の維持や管理を免れるようになるのでしょうか?

 

こうしたケースの相続放棄は、特定の誰かが土地を相続するために他の相続人が放棄をする場合とは異なります。死亡を知った日から3か月以内に、家庭裁判所に「相続放棄申述書」を提出しなければなりません。

相続人全員が相続放棄をしたとすれば、相続人はいないということで、最初から相続人がいない場合と同様に、最終的には土地や建物は国家に帰属することになります。

 

ただし、家庭裁判所に選任される相続財産管理人を立てでもしない限り、相続放棄をした人であっても、自己の財産と同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない義務を負います。したがって、空き家にしたままの家が倒壊するなどによって、他者に損害を与えた場合は、損害賠償の責任を負うことになる可能性が高いでしょう。相続放棄をしたからといって、空き家の管理義務は免れないようです。


2014/08/01 | キーワド: , , , | 記事: