土地・建物・相続

古い家ほど、登記、境界標の確認を

「登記」や「境界標」が不備な不動産には誰も手をつけられない!

 

不動産を売却するには、不動産の現況と権利関係を記録した「登記済権利証」や「登記識別情報」が必要です。登記とは、どこの土地建物がどれだけの面積で、誰の所有か、権利関係を公式に明示したもので、土地建物の場所、形状、所有者を確定することは、不動産取引にとって欠かすことができないものです。

実際に、不動産を売却しようと登記簿を見たら、所有者の名義は数十年も前に死んだ祖父のままだったということも珍しくありません。つまり、祖父から父への相続の際に、不動産の所有者の名義変更が行われなかったのです。

こういうケースでは、所有者の名義を変更しないと不動産は売却不可能です。名義変更するには、祖父の代にさかのぼって相続手続きを行う必要があります。

境界標が、災害や劣化でなくなっていることも

不動産取引の現場では、所有者名義の問題以上に隣家との境界があいまいでトラブルになることも多くあります。

昔から境界があいまいだったというケースもあれば、過去に定めた境界を示す「境界標」が、自然災害や経年劣化により消滅して、あいまいになってしまった場合もあります。まれに故意に移動されていることも……。

境界標というのは、取得した土地について、自分が利用できる権利の範囲を明確にするために設置するものです。境界標がない、あるいは不正確なままでは、土地の面積・形状が確定できないので、やはり不動産取引を進めることはできません。親の家は古くから建っていることが多いので、境界標が正しく設置されているかどうかを確認しておくのは大切なことなのです。

こうした不動産の権利関係を是正するには、当事者間の交渉を要する場合もあるので、できるだけ早い段階で確認をすませ、解決のための話し合いが必要なら、これも早期に取りかかるべきです。

 


2014/07/19 | キーワド: , , | 記事: