土地・建物・相続

義父母の世話をした長男の嫁は相続人になる?

正式な遺言書がある場合は相続の対象に

最近の相続でクローズアップされているのが、故人と同居していた長男の嫁問題です。

たとえば、故人が晩年に介護や看病が必要となり、同居していた長男の嫁が介護や看護の任にあたったとしても、長男の嫁に相続権は発生しないという問題です。

介護や看病の負担で特別に寄与した者は、「寄与者」として相続割合を増やす例もありますが、それも相続人間の合意が前提です。それ以前に、寄与者として認められるのは相続人に限られます。

つまり、実際の寄与者は長男の嫁であったとしても、寄与者になれるのは長男(相続人)であり、世話をしたのが嫁であっても、本人に寄与者としての寄与分が認められるわけではないのです。

唯一の救済策は、「長男の嫁に○○の財産を譲る」といった正式な遺言書があることです。正式な遺言書で指名されていれば、全財産は無理ですが、長男の嫁にも財産は分与されることになります。


2014/07/10 | キーワド: , | 記事: