「親家片」ストレス

注意!「親・家・片」ストレスでうつ状態に陥ることも

耐えきれなくなる前に中止、という選択もある

親家方を通して起こる兄弟姉妹への怒りや恨み。こうした負の感情は危険です。

怒りや恨みといった気持ちの裏にあるのは、「相手が悪く、自分には過失がない、正義だ」という気持ちです。

そうした感情を吐き出す出口が見つからなかったりすると、時が流れてもなかなか感情は沈静化してはくれません。すると、時が止まってしまい、負の感情が固定化してしまいます。

そうなると、自分は被害者、相手は加害者となり、負の感情がじわじわと増幅していきます。自分自身をもむしばんでいってしまいます。

ストレスで、うつになったり、病気になることもあります。

親家片のあと、心療内科に何年もかかっているケースもある

つらすぎて精神が不安定になっていると感じたら、親家片をいったん中止して気分転換をはかるという決断も必要です。

「でも、いつまでもこのままにしておけない」

「私がやると言ってしまった」

そんな固定観念は捨てましょう。

つらい気持ちを抱えながら親家片をおし進めると、さらに自分を追い詰めてしまいます。自分のSOSを無視し、がまんしすぎると、被害者意識や恨みがふくらんでしまいかねません。

そんな気持ちで親家片を続けても、満足した結果は決して得られません。

「自分にとって今、何が必要なのか」

「できる範囲はどこまでか」

つらい思いの底なし沼でおぼれないために、何を今、優先させなければならないのかを考えましょう。

次のような症状があったら……もしかしてうつ状態になっているかもしれません

① よく眠れない

② どうしても元気が出ない

③ ごはんが食べられない

④ 落ち込んだ気分が続く

⑤ 死にたいと思う

このような場合は、早めに医師に相談してください。

 

ストレスをひとりで抱え込まない

強いストレスを感じているのは、気負いすぎているからかも。

いつ終わるともわからない親家片に、心が追い詰められているのです。

その中で、親の家、そして親あるいは兄弟姉妹に、自分が拘束されているような思いがわいてきたのかもしれません。

無自覚な言葉、残酷な押しつけにあなたの心が傷ついたと感じたら、ひとりで抱え込まないようにしましょう。

「どんなにつらいか」

「何が引っかかっているのか」

「なぜ怒りを感じているのか」

夫や子ども、友人……心を許せる人に打ち明けましょう。思いを言葉にして人に聞いてもらいます。

人に話すことで、自分の気持ちがより明確になります。

「自分は何を感じ、何を思い、どうありたいと思っていたのか」

ひとりでもんもんと考えているだけでは見えないことが、話すことでわかってきます。

気がすむまで何度でも話を聞いてもらったっていい

親も、兄弟姉妹も、変わらないかもしれません。

たとえこちらにとっては理不尽なことであっても、相手には相手の言い分があり、自分の思いどおりにすることはなかなかできないからです。

相手の行動や言動が変わらないのですから、一度、人に打ち明けたくらいでは気がすまないことだってあるはずです。

そしたら、何度でも話しましょう。黙って聞いてもらい、ときには一緒に怒ってもらいましょう。

心が許せる人に思いを打ち明け、思いを共有してもらい、そうした人に応援してもらうことで、少しずつ心の棚おろしをしていきましょう。

このとき心がけることは次の3つです。

「責任を感じすぎない」

「自分の心身の健康がいちばん大事だと認識する」

「悩みをひとりで抱え込まない」

ストレスを感じなくすることはできませんが、ストレスを少しずつ解放していくことはできます。

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2014/06/30 | キーワド: , , | 記事: