「親家片」ストレス

「もっと早く気づいていれば…」 そんな後悔はしなくていい  

今こそ、あなたの親家片ベストタイミング

 

床が見えないほど散らかった親の家、油とホコリでベトベトになったキッチン、カビだらけの水回り……。待ったなしで「親家片」に向き合わねばならない状態になったとき、「なぜ、親の家がこんなになるまで気づいてあげられなかったのだろう」と自分を責めて、つらい思いにさいなまれたりします。

 

もしかしたら親は、子どもや孫が家に遊びに来る日には散らかったものをまとめて、子どもの目に入らないようにし、一方、子どもは、親はちゃんとやっていると思い込み、汚れや散らかり具合を見逃したのかもしれません。そうなったのも、子どもは親にしっかりしてほしいと願い、親は子どもに自分の老いを見せたくないと行動していたためです。また、孫が成長して塾や部活で忙しくなる頃、子ども世代はちょうど働き盛りに。自分たちのことで手いっぱいで、親の家から足が遠のいてしまうのも無理からぬこと。その空白の期間に親の老いが急速に進んでしまうケースも多いのです。

 

突然、親の家の急激な変化に直面して困惑するのは、あなただけではありません。落ち込んだり、自分を責めたりしないでください。

 

自分の心身を守るためにも「親家片」にどっぷりはまらない

 

親が高齢者施設に入ることになったので手続きと準備にテンテコマイになる、長い介護の末に親を見送る……。

 

ただでさえ心身ともに疲れているときに、「よりによって、どうしてこんなタイミングで……」とダメ押しのように振りかかってくるのが親家片です。疲れた体にムチ打つように責任感だけで突っ走ってしまい、心身を病んでしまう人もいます。自分を守るためにも、親家片に専念しすぎないようにしましょう。

 

あせらずに小さな一歩を踏み出す。やれることから少しずつ

 

「ついに親家片が始まる。どうしよう、私にできるだろうか」……何もせずにいると、不安は大きくなっていくだけです。まず小さな一歩を踏み出しましょう。そこで用意したいのが「親家片ノート」。やるべきこと、今感じていることをこのノートに書き出し、現状を写真に撮って貼るだけで、ぐんと心がラクになり、前向きな気持ちになります。