「親家片」ストレス

ひとりっ子や、兄弟姉妹に頼めない場合には友人や娘・息子も動員

たったひとりでの親家片は、できる限り避けましょう

 

兄弟姉妹と一緒に親の家を片づけるほうがいいとわかっていても、世の中には、言葉が通じる兄弟姉妹ばかりではありません。

「兄弟姉妹と全くうまくいっていない」

「いくら頼んでも無理だと言って兄弟姉妹が譲らず、私ひとりに押しつける」

「若い頃からソリが合わなかった」

「お互い所帯をもったことで共通点がなくなり、価値観も変わった」

 

仲が悪いを通り越して疎遠になっている兄弟姉妹だって、世の中には少なくありません。

こうした場合には、着手する前に「親家片をしようと思う」という連絡はできても、実作業を協力してやるのは難しいケースも。

 

「だから、ひとりでいいんです。私だけでやります」

しかし、それでも、そんなふうに簡単に結論づけないでください。ひとりでやるのはやはり、避けてほしいのです。

 

 身内に頼めない場合には、友人、いとこ、息子、娘、息子や娘の友人に頼んでみるのも手


「仲のいい友人2人に手伝いを頼みました。2人の都合のいいときに私も仕事を休み、3人で合宿のようにワイワイやっています。友人は私の母に対する屈折した気持ちを知っていますが、それはさておき、〝こんなものあったよ!〟〝 昼には何かおいしいもの食べようね〟と明るい声で私を励ましてくれるので、落ち込まずにすんでいます」(KKさん 53歳 東京都世田谷区 親片開始年齢51歳)

 

「私はひとりっ子で独身。いとこなどの親戚も少なく、親しくもしていません。それで、両親の家を片づけるときには、仕事仲間2人に手伝いをお願いしました。謝礼を用意したのですが、彼女たちは受け取りませんでした。かわりに、もし彼女たちの両親の家の片づけをするときには、絶対に手伝うと約束しました」(KSさん 46歳 東京都港区 親家片開始年齢43歳)

 

「大型の家電や家具などの運搬は、高校生の息子と息子の友人に頼みました。力仕事は女性だけでなく、中高年男性にとっても、しんどい作業。若い人の力を借りて、体に無理がかからないようにしました。それなりの日当(1万円)と食事を用意しました」(MYさん 50歳 三重県志摩市 親家片開始年齢初回27歳、2回目47歳)

 

「こんな大変なこと、申し訳なくて、さすがに誰にも頼めない」

そういう場合でも、業者がいます。予算を打ち明けて、相談してください。

あとあとまでつらい気持ちを抱えることになりかねないので、孤独な作業は避けましょう。

この人なら手伝ってくれるかもしれないと思える人に声をかけ、協力を頼み、とにかく複数で作業するようにしましょう。