親家片って何?

はじめに 2 「親・家・片」は単なる整理整頓と違います

親家片に、あなたと同じケースは存在しない

ひとりで親の家を片づけることになり、涙をこぼしながらモノを捨て続けた人、老親を叱咤激励して、ひとり暮らしに必要なものだけを残して、あとは全部処分した人、夫と力を合わせてひと夏かけて荷物を片づけた人、猛スピードで片づけ、引っ越しから家の売却までわずか数カ月でやってのけた人、5年たっても片づけが終わらない人、中断してしまった人……。

同じケースはひとつとしてありません。

親が生きているのか亡くなったのか、残されたものの量がどれくらいあるのか、親が購入したものなのか、代々伝わっているものなのか、思い出の品なのか、モノの内容によっても、片づけ方は違ってきます。

さらには持ち家か借家か、家の処分を考えているのかいないのか、ひとりで片づけるのか兄弟姉妹と片づけるのか、実家はどこにあるのか、片づける人の年齢は何歳なのか……状況もひとりひとり異なります。

親家片を通して思うのは、親の家の片づけにスタンダードはないということです。親の家の片づけは、単なる整理整頓とは違います。

モノの整理を通して親と向き合う、それが親家片です

短期間で片づけられる人がいた一方で、数年かけても終わりが見えない人もいました。

整理上手だから親の家をもさくさく片づけられるわけではないのです。

けれど、たくさんのケースすべてに共通することがひとつだけありました。かかわった方々全員が、モノの整理を通して、それぞれがそれぞれの形で親と向き合っていたのです。

実作業の大変さに加え、胸にわき上がる親に対するさまざまな感慨に揺れ動くのが、親の家の片づけなのかもしれません。立ち止まってしまった人、モノの多さにうんざりして怒りすら覚えた人、片づけを通して親が亡くなってから初めて泣くことができた人……。

前向きに取り組める、自分らしい「親家片」がきっとあります

親の家を片づける=親・家・片(おやかた)という略称をつけたのも、誰もが迷い、くじけそうになる重い問題に、少しでも明るく前向きに取り組める、心のゆとりや知恵がわいてくるような方法はないだろうかと思ったからでした。

親の家は、親が生きた証そのものです。

だからこそ「親の家を片づけてよかった」と最後に思えるような取り組み方が必要です。

ぜひ、あなたらしい親の家の片づけ方を見つけてください。

 


2014/06/21 | キーワド: , , , | 記事: