片づけ方のコツ

証書や貴重品、認印などは万が一にそなえ、置き場所の確認を

大事なものの置き場は、前もって聞いておきましょう

片づけを始める前に、現金や貯金通帳、貴金属、有価証券関係の書類、宝石、印鑑、家の登記簿など、大切なものや高価なものは先に選り分けておくようにします。

 

「6年前、子どもがいない母の姉が亡くなり、弟と2人で家を相続しました。すぐにその家を貸すことになったため、すべてを片づけることに。書類が入っている引き出しを最初に確認しましたが、一緒に住んでいなかったので、大事なものとそうでないものとの区別がつかず困りました。伯母が元気なうちに、大切なものなどを確認しておけばよかったと思いました」(KNさん 57歳 東京都杉並区 親家片開始年齢51歳)

 

「宮城県に住んでいた義父が脳梗塞で亡くなり、アルツハイマー型認知症の義母がグループホームに入居することに。5カ月間、毎週末、東京の自宅から片道6時間、車を飛ばし、私たち夫婦で親家片をしました。まず行ったのは、片づけというより家じゅうをくまなく探すことでした。義母の症状は急激に悪化し、自分の名前も書けない状態でした。義父の相続、母の施設入居、成年後見人を立てるなどのために通帳や印鑑が必要でしたが、見つからなかったのです。こうした貴重品や証書類は、家のあちこちにバラバラに置いてありました。印鑑は十数本も出てきて、どれが届け印なのかもわかりません。認知症になってしまった母のしまい忘れだと思いますが、1万円札や千円札もあらゆるところから出てきて、総額20万円にも上りました」(MIさん 43歳 東京都江東区 親家片開始年齢41 歳)

 

こんなところに!? という予想外の場所に置いてあるケースも

こうしたトラブルを避けるために、親が元気なうちに、「大事なものの置き場所を必ず聞いておく」ことが大切です。

けれど、親がすでに亡くなったり、認知症になってしまった場合は、MIさんのように家じゅうを探し回ることが必要になります。

「高齢者は寝室に置いているケースが多いです。経験的に、女性は目線から下、男性は目線より上にしまうという傾向があるように思います」(「かたづけや本舗」加藤裕次郎さん・埼玉県吉川市)

 

クッキーやビスケットの缶、あるいは海苔の缶の中、冷蔵庫の中や流しの下、天井裏なども忘れずにチェックしてください。ものがあふれすぎていて、それがままならない場合には、片づけを進めつつ探すことになります。


2014/08/06 | キーワド: , , , | 記事: