片づけ方のコツ

親家片を始める前に、関係者そろって下見を

親の家のなかにある「大事なもの」をまず確保する!

 

親家片は、焦って無理に進めようとせず、情報収集や事前の準備が大切。

まずは親家片にかかわる全員で集まり、大まかな方針を決定することから始めましょう。

その際、家の中の下見をするついでに大事なものをより分けておくと、あとの作業がスムーズになります。

大事なものとは、現金や貯金通帳、有価証券関係の書類、貴金属、印鑑、家の登記権利書などを指しますが、親が認知症になってしまったりすると、何をどこにしまっているのかわからず、家探(やさが)しを余儀なくされることも。

 

プロの業者によると、寝ている場所のまわり、仏壇の引き出しなどに大切なものが入っていることが多いそう。そのあたりを重点的に探してみてください。

そうならないためにも、親が元気なうちに大事なものの置き場所をさりげなく聞いておきましょう。

居間、寝室、客間……箪笥や押入れなどを見ながら、

「プラケースの中の古い服はもう着ないんじゃない?」

「短歌の同人誌や短冊にお父さんが書いたものも捨てたくないなあ」

「この帯、きれい。私ほしいかも」など、話し合ったことはすべてノートに記録しておくのがおすすめです。

 

何もみんなでわざわざ集まらなくても、と思うかもしれませんが、親子や兄弟姉妹といっても、考え方はさまざま。何に価値をおくのかも違うので、それをみんなで一斉に確認する必要があるのです。

 

残すもの、処分するものの判断は全員で

 

どれを残し、何を処分するのか、線引きをどうするのかを話し合いましょう。そして、

「古い衣類は処分する」

「鍋やフライパンはいちばん新しいものを残して処分する」

「写真は親と一緒にゆっくり見て、最低限必要なものだけを残すから、一応、全部捨てずによけておく」

「処分に悩むものは保留箱に入れて、あとでみんなで判断する」

というような、ざっくりとしたルールをつくることをおすすめします。

 

ルールがあれば判断に対する迷いが少なくなり、ものを処分することに対する罪悪感も軽くなります。

またこの段階で、各自が残しておきたいもの(ほしいもの)が特にあれば聞いておき、ノートにメモしておきましょう。