片づけ方のコツ

写真を選別するポイントは?

時間があるなら親とゆっくり選ぶ・スキャンして残す方法もある

 

「いちばん困ったのは写真でした」

「数が膨大で、とても残しておけないとはわかっていても、処分するのがつらい」

このように多くの人が頭を悩ませるのが、写真です。

 

「今ならデータで保存できますが、アナログ時代の写真には困りました。両親のアルバム数が非常に多く、仕方ないので、すべてはがしてアルバムだけ捨てました。でもそれからが大変でした。一枚一枚見ながら、時間をかけて必要なものだけを残しました」(JSさん 55歳 埼玉県春日部市 親家片開始年齢44歳)

 

残す写真、処分する写真は、次の3つの方法で選んだ人が多かったようです。

「思い出としてこれだけはとっておきたいというものを残す」

「家族の歴史を、下の代に伝えるために必要なものを残す」

「もう一度、見る可能性がある。見直せばいつもしみじみ懐かしい気持ちになれるものだけを残す」

 

残す写真が決まったら、その保存法も考える必要があります。

昔ながらの分厚いアルバムはかさばってしまうので、コンパクトなアルバムに整理し直しましょう。

 

「写真は本当に必要なものだけはスキャンしてデータで残しました。文学全集などは思いきって処分しました」(MYさん 50歳 三重県志摩市 親家片開始年齢初回27歳、2回目47歳)

 

時間は多少かかりますが、MYさんのようにスキャンしてデータで残すのもおすすめです。自分でスキャンできなければ、費用はかかりますが、カメラ屋さんにデータ化を頼むこともできます。

 

処分に悩むけれど、捨てて後悔するのも写真

また、こと写真に関しては「バタバタと選択せず、少しゆっくりした気持ちで選ぶのがいい」という声も多くありました。

 

「福岡に住んでいた母親がひとり暮らしが難しくなり、東京の私の家の近くの高齢者マンションに引っ越してもらいました。短期間で一気に引っ越しの準備をして、不用なものは思いきって処分しました。けれど、勢いにまかせて、両親の結婚式の写真や亡くなった父の写真も捨ててしまったみたいなのです。かさばるからと、さっと見ただけでアルバムを処分してしまったことを後悔しています。アルバムだけはわが家に引き取って、引っ越しが終わってから、母とゆっくり残すものを選べばよかったなあと思います」(KYさん 54歳 東京都練馬区 親家片開始年齢53歳)

 

処分で悩む人がいちばん多いのが写真ですが、「処分したことを後悔する人が多いのも、写真」なのです。

明らかに不用というものは別にして、少しでも迷いが残る写真は保存しておき、あとからもう一度、チェックしたほうがいいかもしれません。

 

「脳梗塞で倒れ、施設に入所した母がある程度回復してから、相談して処分しました。一枚一枚写真を見ながら処分することで、母の生い立ちや歴史を改めて知ることができ、とてもよかったです」(KKさん 55歳 埼玉県さいたま市 親家片開始年齢54歳)

 

KKさんのように親と写真を選ぶことができれば理想的です。

「これは結婚式のとき。後ろにいるのは母方の叔父さんで、小さい頃から面倒を見てもらったのよ」

「お父さんと温泉に行って、ハイキングをしたの。若かったなあ、あの頃」

「おまえが3歳のときの写真よ。よくお手伝いしてくれた、いい子だったの」

 

写真を見ながら、きっと会話が弾みます。親にとっても子にとっても、懐かしい、いい時間が過ごせるはず。

即座に要・不要に分けなくても、どの写真を残しておけばいいのかということも、親の話からわかってきます。

 

 

 

 


2014/08/31 | キーワド: , , | 記事: