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編集長・古戸郷子からのメッセージ ~こんな時代こそ、写真の効用を~

気軽に携帯で撮った画像は、親家片シーンで予想以上に役立つ

「暑い」と言葉にするだけで暑さが倍増するような毎日です。とにかく上手に乗り切って、体力を温存して、親家片の秋に備えましょう。

突然ながら、海沿いの鉄道の新駅誕生とほぼ同時に住み始めて、ことしで30年になります。

都内の超高速の変化とまではいかなくても、駅から家までの風景の変化は激変。住み始めたときは、家から電車が通るのが見えたのに、と時折、懐かしく思い出すのですが、それは頭の中に残っているだけ。

家族の歴史を毎年、同じ構図で撮りためているという方もあるようですが、家の周囲も、定点観測的に撮っておけばよかったなあ、と思ったのがおそらく10年以上前。結局何もしないまま、年月だけが過ぎて行きます。

まさしくこの30年というのは、カメラの技術が秒速のように進んでいった時代で、いまやスマホで動画まで簡単撮れることは、とんでもない大きなビデオカメラを肩にかついで子どもの運動会を撮ったこともあった私たち世代からすると、まさに夢のよう。

フィルムなしで何枚も撮れてしまうこともです。が、同時に、撮ってもプリントしないことが増えました。プリントやフィルムが膨大にたまっていった一昔前とくらべれば、なんとコンパクトになったことでしょう。

親の家のなかを撮影。上手に使えば、効率的な親家片をサポート

親家片でも、「膨大なアルバムをどうする問題」がたびたびとりあげられますが、どうせ最後はゴミになってしまうんだから、できるだけ撮らないようにしよう、と思っている方も、特に50代以上になると多いようです。

いつでもどこでも簡単に、しかも鮮明に撮れるようになって、写真はどんどん生活の一部化して、ありがたみが薄れたように思いますが、親家片には、これは相当なアドバンテージ。

帰省のタイミングで、「親の家を偵察しよう」「親と少し話をしよう」と思っている方は、ぜひ先を急がすに写真を撮ってきてください。もちろん親家片作業中の方も、休憩も兼ねての撮影をお勧めします。動画も撮れたらぜひ。人物インタビューも簡単に撮れるので、兄弟間の情報共有に役立つかもしれません。

 

暗いところでも鮮明に細部まで写せるようになったので、目にはいっぺんに焼き付けられないところまで情報を取り込んでくれます。実家にはりついて、親に嫌がられながら部屋を捜索するより、自宅で改めてじっくり見直して、今後の作戦を考えたほうが、精神衛生上もいいのではないでしょうか。

そうそう、見慣れた自分の家も、写真に撮るとまた違った感じに見えたりするものです。

なんだかごちゃついているけど、どこを片づければいいかわからない、というときなどは、写真に撮ってみると冷静に全体が見られて、問題点が見つかるということもあります。

ぜひぜひ。こんな時代こそ、文明の利器で親家片をラクに楽しくいたしましょう。

 

 


2015/08/11 | キーワド: , , , | 記事: