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介護を成功に導く、親に聞いておくべき大事な情報

親にどれくらの財産があるのか、通帳や印鑑、キャッシュカードはどこにしまってあるのかを、聞いたことはありますか? お金にまつわる質問は聞きづらいものですが、そのままにしておくといざという時に大変な事に・・・。

財産の額はもちろん、保管場所を確認

親が倒れた、入院した! そんな時には現金が必要になることもあります。一時的に子世代が立て替えることは可能でしょうが、高額であったり、立て替え期間が長期化すると、それなりの負担になります。親が元気なうちにどれくらいの財産があるのか、通帳や印鑑、キャッシュカードはどこにしまってあるのか、ぜひ確認をしましょう。キャッシュカードの場合、暗証番号がわからないと引き出せませんので、忘れずに番号も教わるようにしましょう。ただし、キャッシュカードと暗証番号を控えた紙を一緒に保管すると、万一盗難が発生した場合などに危険です。親から教わった暗証番号を控えた紙は、キャッシュカードとは別の場所に保管しておきます。また、親が入院保険などに入っているかも、忘れずに聞いて。保険会社の名前が分からなければ、後日請求することもできません。

親子、兄弟姉妹で情報を共有

お金にまつわることは聞きにくいものですが、「まだ元気だから」と先伸ばししないこと。突然親が倒れてしまい、会話ができない状態になってしまうこともありえます。親が高齢になったら、親子で情報を共有しておきましょう。「○○さんは親の急な入院でお金がおろせなくて、困ったらしいよ」「○○さんの親は入院保険に入っていたので、給付金で個室に入れたんだって」など、他人の話からスタートして、「お母さんたちはどうなっているの?」などと聞いてみるのがいいでしょう。財産の一覧を書くスペースがあるエンディングノートに書いておいてもらうのも一案です。また、「親の財産を勝手に調べている。何か企んでいるのでは」などあらぬ疑いを引き起こさないよう、親の財産にまつわる情報は、兄弟姉妹にも伝えておくのが安心です。親がお金の管理をできなくなった場合の成年後見制度についても、調べておくといいでしょう。(太田差惠子さん・離れて暮らす親のケアを考える会「パオッコ」理事長)


2015/07/28 | キーワド: , , | 記事: