専門家に聞く

主婦弁 澤田有紀の「親・家・片」法律コーナー 第13回 ~片づけ専門業者とのトラブルが起きたらどうする!? 後編~

見積もりの時点で荷物の量や作業員の人数などを
細かく確認する

 

専門業者との主なトラブルとして挙げられるのは、「貴重品の無断回収や買い取りに関すること」「見積もりを大幅に上回る追加料金や高額なキャンセル料を請求するなど、料金に関すること」です。

このような被害を防ぐには、最初の見積もりの段階で料金に何が含まれているのか、すなわち、廃棄処分する荷物の量や作業員の数、所要時間などをはっきりとさせておく必要があります。そうであれば、仮に見積もり以外の手間が必要になったとしても、当初の見積もりに基づいて合理的なものかどうか判断できるからです。

 

見積もりを依頼したあと、高すぎると思ってキャンセルを申し出たところ、すでに車や作業員を手配したとして多額のキャンセル料を要求されたという例もあります。そもそも見積もりを依頼しただけでキャンセル料が発生することはありません。契約をしたあとでキャンセルをした場合でも、契約の際に、キャンセル料の規定について書面も説明もなければ、間際なキャンセルでなければ原則として払う必要はないと思います。

またキャンセル料について規定があったとしても、法外なキャンセル料は支払う義務はありません。

「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けているかが、ひとつの見極めポイントに

インターネットで「遺品整理」で検索すると、多数の業者が広告を出しているのがわかります。記載されている料金について明確な基準があるか、廃棄物をどのように処理しているのかを確認しましょう。

廃棄物の収集や運搬は市区町村に「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けた事業者しか行えませんので、あわせてこの点も確認を。また業界内で自主的に優良業者の認定を行っている団体もありますので、どのような団体に加入しているのかもチェックしておく必要があります。

 

澤田先生の法律事務所 弁護士法人みお綜合法律事務所 http://www.miolaw.jp/

sawada澤田有紀 
弁護士。弁護士法人みお綜合法律事務所代表。奈良県生まれ。1985年大阪大学文学部英文科卒業後、商社勤務後エレクトーン講師に。阪神淡路大震災をきっかけに、「何か人の役に立つことがしたい」と一念発起。弁護士を目指す。1回で司法試験に合格し、2000年に弁護士の道へ。専業主婦から弁護士になった「主婦弁」として各メディで活躍中。主な著書に『人生を変える!3分割勉強法』(祥伝社)、『カード&住宅ローン危機』、『相続でもめないための遺言書』『どうする?親の相続』(ともに主婦の友社)など。

 

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2015/05/05 | キーワド: , , , | 記事: