専門家に聞く

遺品整理のプロ 吉田太一の「親家片のススメ」 第35回 ~実家の空き家問題で悩まないために~

親の家も「遺品」のひとつ。
不動産関連は専門家に相談するのも手

 

遺品整理の現場に立ち会う中で、相続した不動産によって、さまざまな問題に直面するご遺族から次のような相談を受けることが多くなりました。

・「親が亡くなって相続した実家を売却したいが、遠隔地のため地元の安心できる業者がわからない」

・「相続した不動産を至急売却して、遺産分割協議を終わらせたい」

・「相続税が支払えないので、不動産を売って税金にあてたい」

・「借地に建っているので、更地にして地主に返さなければならない」

・「不動産を相続したが、建物を解体して駐車場などの収益物件にしたい」

・「空き家になった親の家をリフォームして、賃貸物件として活用したい」

・「親が亡くなると誰も住まなくなるが、どうしたらいいか相談にのってほしい」

・「いわゆる『事故物件』なので売却可能かどうか、売却に際する注意点を教えてほしい」

 

親と離れて暮らしていたお子さんにとって、親が亡くなったことで空き家となった遠隔地にある親の家の活用や処分がうまくいかず、頭を抱える問題となってしまっている様子を垣間見てきたのです。

相談にのるうちに、私は「親の家」もまた「遺品」であることに気づかされました。親が亡くなって空き家になった不動産も遺品であるならば、その売買や活用、売却のお手伝いも「すべてお受けできるようにしよう」と考えたのです。そして、創設したのが「ホームパックR」です。

「ホームパックR」(担当会社は「キーパーズESP(株)」)は、「相続不動産の売買」を専門に行う会社であり、相続した不動産の売買や活用についてご相談いただけます。全国直営のキーパーズグループの独自ネットワークにより、地元の信頼できる不動産会社が全国どちらの地域でも地元目線のサービスを提供させていただいています。

 

実家をどう活用するか、早めに親子で考えを共有

将来的に親が住んでいる家が空き家になることが想定できる場合は、親が健在なうちに親子で話し合い、家の活用や処分について意見を共有しておくべきです。

そうしておけば、実際に相続が発生しても慌てなくてすみます。そのためにも、今のうちに不動産の価値を知っておくことや、相続税がどれほどかかるかを把握しておくことが大切です。それがわかれば、どう相続するのかといった判断基準にもなるはずです。

 

「ホームパックR」では、無料で不動産の価格を査定するサービスも提供しています。

相続をしたあなたには、親の家がもれなくついてきます。

しかし、そのために今まで必要なかった出費が発生するかもしれないことを忘れないでください。それなら売ろうと考えても、びっくりするような安い価格か、ただでも貰い手がつかないという現実に直面して、税金が払えず、自分の持ち家を売らなければならなくなったという人もいるのです。

 

吉田太一(よしだ たいち)
1964年生まれ。大阪府出身。日本初の遺品整理専門会社「キーパーズ有限会社」代表取締役。独居老人の増加に伴い身内の遺品の整理で困っている人が多いことに着目し、「天国へのお引越し®」をキャッチフレーズとした同社を設立。年間1500件に及ぶ遺品整理サービスを提供するほか、年間50回以上の講演活動、メディア取材で全国を飛び回る日々。まさに「親家片」のエキスパート。著書は『遺品整理屋は見た!』『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』(以上扶桑社)、『私の遺品お願いします。』(幻冬舎)ほか多数。さだまさし原作の映画『アントキノイノチ』のモデルとしても知られる。
キーパーズホームページ http://www.keepers.jp/