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不動産管理のプロ「大東建物管理」に聞く! ~社会問題となっている「空き家問題」を未然に防ぐ、そのサービス内容とは 後編~

空き家問題にいち早く注目し、事業化に向けた取り組みを開始している大東建物管理。2013年に開始した「あんしん空き家管理サービス」は、当初首都圏の空き家を対象としたサービスの予定でしたが、予想以上の反響があり、開始2カ月後には全国展開へ。サービスの具体的な内容をうかがいました。

 

月に1回届く「巡回報告書」が
利用者から高く評価

「あんしん空き家管理サービス」が目指すのは、現状の維持。住んでいた方がケアハウスなどに移ったその日の姿を維持することを第一の目的として掲げています。

「空き巣や放火といった犯罪被害を避けるうえでは、“いかにも空き家”という状態を作らないことがなによりも大切。そうした観点から、現状維持を重視したサービスを提供しています」

 

お客様から高く評価されているのが、床面簡易清掃や玄関回りの簡易除草、通気・通水などの各種サービスです。また月一回の巡回作業後に利用者に届けられる、写真を多用し、建物の状況を分かりやすく伝える巡回報告書も高く評価されています。

 

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月一回の巡回作業後に利用者のもとに「巡回報告書」が届けられる。写真を多用し、建物の状況を分かりやすく伝える報告書は高く評価されている。

 

 

「お隣さんから電話があってビックリしました。月1回は通っていたのですが……」。東京都世田谷区の主婦、山口和子さん(仮名、62)は昨夏の騒動を振り返る。一人暮らしの父親が老人ホームに入り、空き家となった実家にスズメバチが巣をつくっていたそうです。専門業者に駆除してもらったが、これを機に管理をプロに任せることにしました。

 

山口さんが契約したのは「内外部巡回サービス」。賃貸住宅の管理スタッフが月1回、空き家に立ち入り、窓を開けて換気したり、水を流したりします。庭木の確認や郵便物の整理なども含めて料金は月1万800円。「きちんと写真付きの報告書が送られてくるから安心」と好評だそう。

 

「『植栽が隣家に伸びつつあります』『塀にクラックを発見しました』など、今後問題となりそうな変化についても、その都度、巡回報告書を通してお伝えしています。ご依頼を受け、お見積りを作成し、オーナー様にご判断をいただいて、植栽剪定や建物補修作業も行っています」と経営企画室サービス企画課の神谷節子さんが説明してくださいました。

 

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空き家をめぐる課題へのワンストップ対応を目指す

 

大東建物管理が目指しているのは、「あんしん空き家管理サービス」を中核に据えたさらなるサービスの拡充。空き家に関するあらゆる問題にワンストップで対応する体制の構築を図っています。

 

「現時点では、オーナー様が家の売却という判断をされた場合、不動産業者に取り次ぐ形で対応しています。ゆくゆくは全国に展開する192の営業所網を活かし、売却ニーズにも社内できめ細かく対応していきたいと考えています」

 

「リフォーム後に賃貸」というニーズへの対応も課題のひとつです。築年数が長い家のリフォームは、さまざまなノウハウが必要となります。さらに遺品整理のサービスの提供や、資産継承に関する相談への対応も今後の重要な課題です。

 

「サービスに対する反響の大きさに、不動産管理のスペシャリストとして、あらためて社会的責任の大きさを実感しているところです。これからも空き家問題に悩む皆さまのさまざまなニーズに積極的に対応していきたいと考えています」

 

同社が実施したアンケート調査では、利用者の94%が「サービスに満足している」という回答を寄せる「あんしん空き家管理サービス」。空き家問題に直面したら、まずは検討したいサービスといえそうです。

 

 

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大東建物管理株式会社 経営企画室 サービス企画課 課長
秋本題也さん

大東建物管理株式会社
〒108-0075 東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー
TEL:03-6718-9271(サービス企画課)
※ 入居建物のお問い合わせは、最寄り営業所へお願いいたします。
URL:http://www.kentaku.co.jp/etc/ak/ または「空き家管理サービス」で検索を