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遺品整理のプロ 吉田太一の「親家片のススメ」 第25回 ~自分たちで遺品整理をする前に確認すること~

自分たちで遺品整理を行うときは、事前の計画と情報収集が欠かせない

 

遺品整理業者に依頼をする場合は、事前に自分自身の気持ちの確認や、家や部屋、保証書等の状況把握が必要です(第24回参照)。ちなみに、遺品整理業者に依頼せずに自分たちで行う場合は、さらに次のような具体的な準備が必要になります。

 

具体的な準備

□誰に手伝ってもらうのか。メンバーは何人必要か決める

□いつまでに完了させるか、目標を決める(工程表をつくる)

□不用品を引き取る一般廃棄物業者に来てもらうための手配をする

□自分で不用品を処分施設に運ぶのなら、トラックを手配する

□段ボール箱や、ごみ袋、テープ、軍手などを十分に用意する

□部屋の電気と水道は使用できるかを確認(掃除やトイレで使うため)

□賃貸物件に備え付けの家財道具はあるか、先に確認する

□室内の原状回復を求められた際に手配できる工務店を調べておく

□地方に形見を送る場合、宅配業者に事前に手続きを確認しておく

□遺品を売る場合、当日にリサイクル業者に来てもらうようにしておく

□支払い費用は手元にあるか?(ほとんどが現金払いのため、ある程度は必要)

□私物や形見の品が不用品と一緒に処分されてしまわないように区別しておく

 

 

吉田太一(よしだ たいち)
1964年生まれ。大阪府出身。日本初の遺品整理専門会社「キーパーズ有限会社」代表取締役。独居老人の増加に伴い身内の遺品の整理で困っている人が多いことに着目し、「天国へのお引越し®」をキャッチフレーズとした同社を設立。年間1500件に及ぶ遺品整理サービスを提供するほか、年間50回以上の講演活動、メディア取材で全国を飛び回る日々。まさに「親家片」のエキスパート。著書は『遺品整理屋は見た!』『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』(以上扶桑社)、『私の遺品お願いします。』(幻冬舎)ほか多数。さだまさし原作の映画『アントキノイノチ』のモデルとしても知られる。
キーパーズホームページ http://www.keepers.jp/