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スッキリ生活アドバイザー宮城美智子の「片づけ上手は老い上手」 第23回 ~荷物減らしは将来をイメージしながら~

モノ減らしのきっかけとして、子どもが独立したら住まいのサイズダウンをすると、将来身軽で快適な生活を送ることができるとおっしゃる宮城さん。今の住居を離れられない、住み替えは難しい、という場合は、こんなことを考えて荷物を整理するといいようです。

 

高齢者住宅に入ると仮定して
持ち物を処分するという方法も

 

一度コンパクトな住まいに移り、必要なモノ、大事なモノだけに囲まれて暮らしていれば、いずれ高齢者住宅に入居することになっても、大変な思いをしなくてすみます。

広い家でたくさんのモノに囲まれた暮らしから、いきなり高齢者住宅に移るとなると、モノの整理や処分に相当、苦労します。高齢者住宅は、一般の家より住居スペースが小さめで、収納も非常に限られているため、多くのモノを持って入居することができません。

 

高齢になってから、たくさんの家財道具を一度に処分するというのは、かなりの負担です。あまりに大変で、なんとか入居したけれど、そのあと寝込んでしまった、病院のお世話になったという例もあります。

いずれ高齢者住宅に入ることも見越して、一度、住まいをサイズダウンしておくという考え方は賢明だと思います。

 

もちろん、引っ越しやリフォーム、家の建て替えにはお金がかかります。「そんな余裕はない」という人もいるでしょう。実際に引っ越しはしなくても、「ひとり暮らし用のマンションに引っ越すつもりで、持ち物を減らしてみる」というのは、どうでしょうか。あるいは「1年後に高齢者住宅に入るつもりでモノを減らす」でもいいと思います。そう仮定すると、小さな住まいの収納スペースを想像して、いかに自分がモノを持ちすぎているか、どれだけ減らさないと高齢者住宅やマンションに入れないかがはっきりしてくるのです。そして、「不要なモノは処分しよう」という気になるはずです。

 

高齢になる前に、一度、住み替えをして住居のサイズダウンをする……。ぜひ、検討していただきたいと思います。

 

(第24回へ続きます)

 

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宮城美智子さんプロフィール画像edited宮城美智子 みやぎ・みちこ スッキリ生活アドバイザー、収納コーディネーター

1947年滋賀県生まれ。50歳からアート引越センターに勤務し、主婦経験を生かしてアートエプロンサービス(家庭内の片づけをサポート)の担当部長となる。片づけや掃除の独自のノウハウを構築し60歳で独立。現在はハート引越センターの収納サポートレディ育成のほか、高齢者住宅の収納プランニング、講演活動、テレビ・雑誌などで活躍中。これまで1万人以上の片づけをサポート。特に高齢者の家にあふれるモノの整理をアドバイスし、多くの人から感謝されている。

宮城美智子オフィシャルサイト  http://theworks.co.jp/miyagi/
ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/