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スッキリ生活アドバイザー宮城美智子の「片づけ上手は老い上手」 第19回 ~女性の持ちもので多い、洋服やバッグの選別方法~

片づけは、自分が一番気になっているところから始めるのが、うまく進めるコツだと前回はお話いただきました。では、具体的な選別方法はどのようにするのがいいのでしょうか。

 

洋服は3年、バッグや靴は
5年
使っていないなら手放して

 

今回は、モノ別の「捨てる・捨てない」の選別法を考えてみます。

 

多くの人が収納スペースにおさまりきらないほど持っているのが洋服。たとえ新品同様だったり高価だったとしても、この3年間に一度も着ていなかったら、手放す決心をしてください。

洋服には流行があり、自分の体型も好みも変わるもの。この3年間に着ていないなら、この先も身につけることはまずないと予想されます。「“いつか着るかも”は“着ない”」と自分に言い聞かせながら、リサイクルに出すか、捨てるかを選択しましょう。

 

バッグや靴などは、5年以上出番がなかったら、やはり手放します。一生ものと思って購入した高価なバッグを、久しぶりに箱から出したらカビが生えていたというのはよくある話。カビがとれないようだったら、捨てるしかありません。

 

どんなモノにも寿命はあり、実は“一生もの”はないのです。あるとしたら、宝石や毛皮のコートぐらいでしょうか。

しかし宝石のデザインには流行があり、毛皮を着る人も最近は少なくなりました。生かすとしたら、宝石はデザインを変え、毛皮のコートはショールにリメイクするなど、それなりの手間をかける必要があります。

 

片づかない家に必ずあふれている、ショップの紙袋。「いつか使える」と保管しているうちに収納しきれなくなり、家のあちこちに押し込んであったりします。これからも、増えることは間違いありません。思いきって数を少なくしても、困ることはありません。収納スペースを定め、「このコーナーにおさまるだけ」と決めて、はみ出した紙袋は捨てます。

 

手紙や写真などの思い出のモノは専用BOXを用意

処分に最も悩むのは、思い出のモノではないでしょうか。とくにご相談の多いのが写真。写真は重くてかさばるアルバムごと所有し続ける必要はありません。同じような写真は気に入ったものだけ残して、あとは捨てます。「人が写った写真をゴミと一緒に捨てられない」という場合は、手で折って、白い封筒に入れてゴミ袋に。ぬいぐるみなども白い袋に入れて捨てます。

 

お坊さんに「白い袋に入れるのは供養」と教えてもらいました。古いお数珠なども白い封筒に入れて、雨の日に出すと「流す」といって、いいそうですよ。人形は近くのお寺にご相談ください。

 

思い出のモノは全部とっておくと収納スペースがいくらあってもたりなくなります。みかん箱サイズのボックスをひとつ用意し、これを「思い出箱」にして、中におさまるだけの量を残してはどうでしょう。私は母の遺した着物の生地を貼った「思い出箱」を作り、私が若いときに故郷の母が心配して送ってくれた手紙40通を入れています。

 

箱といえば、捨てるか捨てないか、どうしても決められないモノを入れておく「迷い箱」をひとつだけ作っておくと便利です。処分に迷ったら、この迷い箱に入れておき、1年後に見直すと、判断が下しやすくなります。

 

(第20回へ続きます)

 

 

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宮城美智子さんプロフィール画像edited宮城美智子 みやぎ・みちこ スッキリ生活アドバイザー、収納コーディネーター

1947年滋賀県生まれ。50歳からアート引越センターに勤務し、主婦経験を生かしてアートエプロンサービス(家庭内の片づけをサポート)の担当部長となる。片づけや掃除の独自のノウハウを構築し60歳で独立。現在はハート引越センターの収納サポートレディ育成のほか、高齢者住宅の収納プランニング、講演活動、テレビ・雑誌などで活躍中。これまで1万人以上の片づけをサポート。特に高齢者の家にあふれるモノの整理をアドバイスし、多くの人から感謝されている。

宮城美智子オフィシャルサイト  http://theworks.co.jp/miyagi/
ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/