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編集長・古戸郷子からのメッセージ 親子はどうしてすれ違うの? 「親の時間、子の時間」

親家片進行中の男性が増えてきました

厳しい寒さも、もうひと息。少しずつ春が近づいてきていますが、どんな毎日をお過ごしでしょうか。

 

最近、仕事で出会う男性から、実は「親の家を片づけていまして」と言われることが増えてきました。以前に「イクメン」ならぬ「親家片メン」を! と申し上げたことがありましたが、自分の問題として考える男性が増えていることは(実動の状況は別として)とてもいいことだと思います。先日会った方は、シリーズの第1作を買ってくださり、「計画的にやらないといけないんですよね」と言っていました。ものごとに関しての取り組み方も実行の仕方も、男性・女性それぞれにいいところ、弱いところがあると思うので、両性が協力し合えたら、鬼に金棒だと思います。まだまだ、女性担当の場合が圧倒的に多いと思いますので、女性の方々、できるだけ身近な男性を巻きこんでくださいね。

 

親と子で違う「時間の流れ」を意識すると心持ちが変わるかも

 

ところで、「ゾウの時間、ネズミの時間」という本が話題になったことがありました。生物の個体差によって時間の流れるスピードも違う、のはあたりまえかもしれないのですが、同じ人間でも、時間は平等に与えられているようでいて、そうでない気がしませんか。

楽しいときはあっという間だし、いつもゆったりの人もいつも急いでいる人もいるし。

 

親と子はどうでしょうか。年を重ねれば重ねるほど、時間は早く過ぎていく気がする、と言われますが、考えたり動いたりするスピードは遅くなってくる。だから、イライラしたりもするわけですが、親家片にもそういうことが言えるのではないかなとふと思いました。若いときは、パッと決断できて行動できたことができなくなる。一度決めたはずなのに、動けない。また元に逆戻りしてしまう。というようなことが、親世代にはどんどん増えているのではないでしょうか。

 

親家片は、捨てたくない親と捨てたい子どもとのバトルだとも言われますが、それは、そんなスピードの時間の違いも大きく影響しているのではないでしょうか。

親を傷つけない、いたずらに刺激しないコミュニケーションはもちろん大切ですが、親世代の時間の流れを想像してみて、自分がいつもよりゆったりするという意識を持つだけでも、ずいぶん違ってくるような気がします。


2015/02/13 | キーワド: , , , , | 記事: