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スッキリ生活アドバイザー宮城美智子の「片づけ上手は老い上手」 第12回 ~片付け後は半年に1回モノの見直しを~

1週間に1回、午前中の2時間を片づけにあてるのが宮城さん流。少しでも若いうちから始めるほうが無理なく進められ、片づけが習慣化されるといいます。今回は、片づけがある程度終わったその後についてお話いただきます。

 

60歳、70歳、75歳と段階を踏みながら
暮らしを縮小

週に1回の片づけを続けた結果、「これでよし!」というところまで家が片づいたとします。でも、これで片づけは終わりではありません。すっきりした状態をキープするには、モノを増やさないよう日々、気をつける必要があります。

 

「これはいらない」と思ったら、すぐに処分。あるいは、食器をひとつ買ったら、かわりに手持ちの食器をひとつ手放します。洋服や靴、バッグなども同じですね。

 

それでも、気がつくと家の中のモノは増えている。知らず知らずのうちに、モノが入り込んできています。だから、私は現在でも半年に1回、「これは自分に必要か、それとも不要か」と見直すことにしています。この見直しは5月と10月と決めて、手帳やカレンダーにもメモ。なぜ、この時期なのかというと、夏は暑くて「いる・いらない」を判断するにも頭が働かない。冬は冬で、寒くて体が動かないからです。

気候のいいときなら、体力、気力の消耗も少なくてすみます。年中行事のひとつとして、暮らしに取り入れてしまえば、負担にもなりません。

 

60歳で半分に、70歳を過ぎたら5年ごとにサイズダウンを

 

ところで、“暮らしのサイズダウン”という言葉があります。年齢とともに暮らしを縮小し、より快適な生活を送るという考え方です。この、思いきって持ち物を減らし、暮らし全体を小さくするのに適したサイズダウンの年齢とは、いったい、何歳ぐらいなのでしょうか。

多くの社会人が定年を迎える60歳は、ひとつの節目だと思います。子どもが独立して、家族の人数が減る時期にも重なります。そこで、まず60歳あたりで、持ち物を半分ぐらいに減らしておくと、あとが楽です。

 

そして70歳になったら、さらにモノを減らします。

70の声を聞くと、「あと何年、生きられるのだろう」と思うようになる。そして、人生の終わりに向けて、本格的なモノ減らしが始まるのです。 その次は75歳、そのまた次は80歳と、70歳を超えたら5年ごとにモノを見直すのが理想的。どんどんモノから解放され、身軽になって、自分の望む人生を生きる。そんな老後を送ることができたら、どんなに素敵でしょう。片づけを進めていけば、それも夢ではないのです。

 

第13回へ続きます

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宮城美智子さんプロフィール画像edited宮城美智子 みやぎ・みちこ スッキリ生活アドバイザー、収納コーディネーター

1947年滋賀県生まれ。50歳からアート引越センターに勤務し、主婦経験を生かしてアートエプロンサービス(家庭内の片づけをサポート)の担当部長となる。片づけや掃除の独自のノウハウを構築し60歳で独立。現在はハート引越センターの収納サポートレディ育成のほか、高齢者住宅の収納プランニング、講演活動、テレビ・雑誌などで活躍中。これまで1万人以上の片づけをサポート。特に高齢者の家にあふれるモノの整理をアドバイスし、多くの人から感謝されている。

宮城美智子オフィシャルサイト  http://theworks.co.jp/miyagi/
ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/