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スッキリ生活アドバイザー宮城美智子の「片づけ上手は老い上手」 第11回 ~片づけは何歳から始めればいい?~ 

1週間に1回、午前中2時間を
片づけにあてるのが宮城流

片づけは、スイッチが入ったら即スタートするのがベストです。「老後のことを考えると、早く片づけたほうがいいのはわかるけど、60代はまだ早すぎるわよね?」と考える人もいるようですが、決してそんなことはありません。たくさんのモノを片づけるには、体力も気力も、さらに知力も必要になります。「60歳には始めたほうがいい」というのが私の実感。少しでも若いうちに、とりかかってください。

 

そして「片づけは少しずつ」が宮城流。いくら体力に自信があっても、一気にやろうと思わないほうがいいと思います。

 

1週間か2週間に1回、お天気のいい午前中に2時間だけ、自分のペースで片づけます。私は講演の際に、「とりあえず3日やってみましょう」と「私の片づけ3日間プログラム」という1枚の用紙をみなさんに配布します。そして、1日目、2日目、3日目にそれぞれ、「何を、どうするか」という目標を書き込んでもらいます。

 

「どうするか」の部分は「処分・整理・整頓(収納)」から選択。つまり、1日目、「クローゼットの不要な洋服を3着処分」、2日目「簞笥の3つの引き出しを整理」といった感じです。こうした目標に沿って3日やってみると、片づけが習慣になり、続けられるようになります。

 

どれくらいの期間で終わらせるのか、目標があると進む

 

そして、できれば、どれくらいの期間で片づけを終わらせるか、予定を決めておくことをおすすめします。もちろん、急に2カ月後に引っ越すことになったなどという場合は別ですが、通常は「半年かけて片づける」「1年後には、すっきりした家にする」といった目標を作っておいたほうが、やる気も持続します。

2年後には子ども一家と同居を始めるとか、1〜2年のうちに高齢者向けの住宅に入居するつもりというのなら、そこを目標に片づけを進めるのもいいですね。

 

いずれにしても、いつ住み替えの必要が出てくるかわかりません。あわてて片づけたために、必要なモノも大事なモノもゴミと一緒に捨ててしまって後悔しないよう、余裕を持って片づけにとりかかりたいものです。

 

第12回へ続きます

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宮城美智子さんプロフィール画像edited宮城美智子 みやぎ・みちこ スッキリ生活アドバイザー、収納コーディネーター

1947年滋賀県生まれ。50歳からアート引越センターに勤務し、主婦経験を生かしてアートエプロンサービス(家庭内の片づけをサポート)の担当部長となる。片づけや掃除の独自のノウハウを構築し60歳で独立。現在はハート引越センターの収納サポートレディ育成のほか、高齢者住宅の収納プランニング、講演活動、テレビ・雑誌などで活躍中。これまで1万人以上の片づけをサポート。特に高齢者の家にあふれるモノの整理をアドバイスし、多くの人から感謝されている。

宮城美智子オフィシャルサイト  http://theworks.co.jp/miyagi/
ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/