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スッキリ生活アドバイザー宮城美智子の「片づけ上手は老い上手」 第10回 ~片づけにかかる時間は、どれくらい?~

1間のクローゼットでおよそ5時間を目安に

 

片づけるのに、どれくらいの時間がかかるのかは、人それぞれです。持ち物の量によっても違うし、その人の体力や気力にもよっても異なります。

 

一軒まるごと片づけるとなると、長期的に取り組むことになるので、それなりの時間がかかると思ってください。片づけは「無理せず、少しずつ」をおすすめしているので、あまり体力のない人だったら、すぐに終わらせようと思わないでください。

 

片づけの所要時間は、このように個人差がありますが、やはり何か目安があったほうが、片づけへのイメージが具体的になり、やる気も出てきますね。

 

私が片づけをお手伝いする場合は、1間のクローゼットで、だいたい3時間を目安にしています。クローゼットの中身を全部出して、お客さまと一緒に「この洋服は残す。これは処分」と一枚一枚、確認しながら選別。

そのあとに、必要だったら収納グッズなどをクローゼットに入れ、残すと決めた洋服を取り出しやすいように収納します。そして、「もう、処分する」と決めた洋服は、もう一度、お客さまに確認してもらう。このような流れになります。モノを処分するか残すかを決めるのに、かなり迷うようなときは3時間では終わりません。

 

片づけは時間のかかるもの。焦らずに

自分ひとりで片づけをすると、おそらく「どうしようか」と迷う時間が長くなるでしょう。残すと決めた洋服をたたんで、クローゼットに戻すのにも時間はかかるはず。疲れてくると能率も悪くなるので、片づけのスピードもダウンします。自分だけで1間のクローゼットを片づけるなら、日を変えて何回かに分けても、計5時間ぐらいはみておいたほうがいいかもしれません。

 

短時間で一気に片づけようとせず、「片づけには時間がかかる」という前提で少しずつ気長に取り組んでください。そうすれば、大事なモノを捨てて後悔することもないし、疲れも少ない。さらに、片づけの習慣が身につくので、ある程度片づいたあとも、その状態をキープすることができます。

 

第11回へ続きます

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宮城美智子さんプロフィール画像edited宮城美智子 みやぎ・みちこ スッキリ生活アドバイザー、収納コーディネーター

1947年滋賀県生まれ。50歳からアート引越センターに勤務し、主婦経験を生かしてアートエプロンサービス(家庭内の片づけをサポート)の担当部長となる。片づけや掃除の独自のノウハウを構築し60歳で独立。現在はハート引越センターの収納サポートレディ育成のほか、高齢者住宅の収納プランニング、講演活動、テレビ・雑誌などで活躍中。これまで1万人以上の片づけをサポート。特に高齢者の家にあふれるモノの整理をアドバイスし、多くの人から感謝されている。

宮城美智子オフィシャルサイト  http://theworks.co.jp/miyagi/
ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/