専門家に聞く

子どものためにと、がんばりすぎないで。 身近な応援団を見つけましょう

自分で片づけようとする人ほど、
がんばりすぎてしまいます

 

先週、神戸での「親家片」セミナーでお話をさせていただきました。100名を超えるたくさんの方にご参加いただき、この問題への関心の高さを改めて肌で感じました。そして、40代から70代以上の方まで、幅広い年代の方がいらしたことで、なんとか親の荷物を片づけたい!という方ばかりでなく、自分の家の荷物をなんとかしないと、と思う60代、70代の方が増えていることも実感しました。

 

「子どもに迷惑をかけたくないから」自分のものを減らさなくちゃ、と考えるより、自分の暮らしを楽しむことを優先したほうがいい、と以前に申し上げました。好きなものも、泣く泣く捨てるなんてことはしなくていい、それはもちろん変わっていないのですが、

「もう少しすっきり暮らせたらいいな」「もう少しものを減らしたいな」と、ずーっと思いながら生きている方も、(私も例外ではありません)とても多いと思います。が、思っていても、毎日の生活に追われてなかなかできない、どんどんものが増えていく……これも自然ななりゆきです。

 

そして、いつもずーっと気にかかっていたことを、子どものためにもなんとかしたい、といよいよ、重い腰を上げて、がんばろうと決心したとします。自分の荷物を捨てるのは、親の家の荷物を迷いながら捨てることよりは簡単でラク? いえいえ、そんなことはありません。

自分が思っている以上に、ついつい、時間をかけてがんばってしまって、相当に体力も気力も消耗します。なので、一刻も早く終わらせてすっきりと、と思う気持ちはわかりますが、親の家の片づけ以上に、なんといっても24時間、やりたいときにとりかかれますから、がんばりすぎが心配です。すっきり暮らせても、子どものためになるどころか、体を壊してしまっては、元も子もありません。

 

プロや子どもの手を借りながら、自分にあった進め方を見つけるのもいい

まだまだ若いから体力、気力も十分! という方は別にして、自分の家の片づけも、とにかくがんばりすぎないことです。

ぜひぜひ、いい味方を見つけて、自分が疲れない方法で進めてみてください。もちろん、子世代に「手伝って」と頼むのもいいですし、今は「片づけ」や「模様替え」を手伝ってくれるプロのサービスも充実してきています。

ものの量を減らすことも大切ですが、家具の配置を変えたり、低くしたりすることだけでも、ずいぶん部屋が明るくすっきり見えたりもします。プロならではのアドバイスで、気持ちがラクになることもいろいろありそうです。

そして、自分の家の片づけを少しずつ進めていると、親の家の片づけについても、より自分に合った方法やコツがつかめるような気がします。


2014/11/28 | キーワド: , , , , , | 記事: