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「片づけたくない」親だけではない、最近の親家片事情

片づけることで生活がより楽しくなると感じるなら、自ら進めてもいいのです

 

最近、70代後半から80代といった親世代の方から、「子どもに迷惑をかけたくないので、自分で片づけをしたいけれど、どうしたら?」という相談をいただくことが少し増えてきました。

 

 

「親家片」シリーズの1冊目を出したときに、「こんな本を出すから、子どもに片づけろと言われて困る」というお叱りも多数頂戴し、テレビ番組などでは「捨てたい子どもと捨てたがらない親のバトル」という図式が当然と言われていました。

 

現実のところ「子どもにそんなことまで言われていや、悲しい、情けない」という思いをしている方がやはり大多数ではないでしょうか。

 

「私の人生はまだまだ続くのに、人生の終わり支度をさせられているみたい」

「親子の立場が逆転してしまったよう」

自分自身がいちばん「老い」を感じてとまどっているのに、そう思っても無理はないと思います。「片づけなくては」と思わないで、好きなものと暮らすことを優先したほうが幸せではないかということも、前にここでお話しました。

 

もっと気楽に、誰かと話をしてみることから始めてみましょう

しかし「自分でなんとかしなくちゃ!」と思い始めたら、子どもから催促されていなくても日々そのことが気になってしまうのでは、楽しい老後にはならないかもしれません。

それに「もっとすっきり暮らせたら、もっと元気に軽やかに生きられる」と思えるならば、明るい明日のために、親世代が自ら片づけを始めることは、子ども世代にとっても、とてもいいことですね。

 

実際には、70・80代でがんばりました! すっきりしました! という方もいらっしゃるのですが、時間はあっても、腰を痛めたりしたら大変。できれば体を使わずに、知恵を使う方法を考えてください。

 

まずはお子さんにちょっと相談を持ちかけてみてください。

「片づけようと思っているんだけど、どうしようかしら?」。

最近は不要なものを処分したり、整理整頓をしてくれたり、模様替えを手伝ってくれたりする片づけ・引っ越し業者のサービスも登場しています。そんなところに相談してみることから、無理せず、明るく楽しく始めてみてはいかがでしょう。まずは、だれかと話すことから。子世代がそれを提案してみてもいいですよね?


2014/11/12 | キーワド: , , , , , | 記事: