専門家に聞く

イラっとしたら、深呼吸。親家片は「機嫌よく」気分を上げて

親家片を気持ちよく進めるための処方箋、お持ちですか?

 

今年は秋が駆け足でやってきました。シルバーウィークが始まり、旅や近くの外出を楽しんだ方も多いのでないでしょうか。

私は、久しぶりに、近くの大型インテリアショップに出かけてきました。そこには、小さい子ども連れのファミリーがいっぱい。大荷物を抱えて移動も大変なのですが、楽しそう。以前から小物を見るだけでも楽しくて、ここに来るのが好きだったのですが、いまさらですが、気づきました。そうか、ここは、ふたりで新しい生活を始めたり、家族がふえていったり、という幸せオーラをまとった人たちが集まる場所だから、来るとなんだか、自分もうれしくなってしまうんだなと。

 

自分の家の片づけは、部屋がすっきりしたり、生活が快適になったり、楽しい結果が想像できるけれど、親家片は、親の介護が同時に始まったり、そのあと、楽しいプランが待っているわけではないということが少なくありません。そればかりか、片づけながら、

「どうして、こんなにモノをためこんでしまったんだろう」という親に対する疑問や怒りや悲しみや「本当にやり終えられるの?」という不安や「どうして私だけがこんな思いをしなくてはいけないの?」というやりきれない思いなどが、処分するかどうかの判断に迷ったりすることが多くてサクサクとは進まない片づけの中で、錯綜します。そうなると、まさしく幸せオーラの反対、不幸せオーラをまとってしまうということになりかねません。

 

小さなことでも作業中の気持ちがずいぶん変わる

自分でも思ってもみなかった怒りや恨みが親や兄弟に湧き起こり、それをそのまま、相手にぶつけてしまってさらに傷口に塩を塗るようなことになってしまったら、それこそ、なんのための親家片かわからなくなってしまいます。

 

そうでなくても、1日中機嫌よく暮らすことはなかなかむずかしいことですよね。でも、親家片に限っていえば(他のこともほんとうはそうですね)、気持ちがすっきりしないときに進めれば進めるほど、いい結果にはつながらないということは言えるかなと、私自身の経験からも思います。

 

親家片を機嫌よく進めるための処方箋、自分へのごほうび対策は、人によって違うと思いますが、ぜひ準備のひとつに加えてください。

どうせ汚れるから、おしゃれなんて、と思いがちですが、ちょっと明るめのエプロンや三角巾、思いきって赤いマニキュアをしてみたりするのもおすすめ。花を買って、部屋に元気色を加えるだけでも断然、気分が上がります。ぜひお試しを。

 

編集長 古戸郷子の他の記事はこちらをクリック