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ひとりよりふたり。親家片メン略してオヤメン? 大歓迎です

片づけ上手な人が、必ずしも親家片上手とは限りません

 

秋の気配が濃くなるほど、この1年も終わりにジワジワと近づいているわけで、今年中に自分の親家片に手をつけなくちゃ、と焦っている方もいらっしゃるのではないかと思います(毎回申し上げていますが、けっして焦らないでくださいね)。

「親家片大変、やらなくちゃブーム」はさらにヒートアップ。最近は、新聞はもちろん、ビジネスマン向け月刊誌、週刊誌に至るまで、「親家片」企画が載っています。とてもありがたいことだと思います。「親の家を片づける」シリーズの読者にも、実は男性が大勢いて、やはり「長男の責任」をひしひしと感じている方が多いのだなあと思ったりしています。

ですが!! 実際の親家片の作業を担当しているのは、圧倒的に女性です。男女の兄弟であれ、女兄弟がいない場合に、駆り出されているお嫁さんも多数。「親家片」は、家事にたけている女性がやったほうがいい、男性は仕事で忙しいからね(女性も忙しいんですけれど!)ということになるのでしょうか。

 

でも、「片づけ上手」な人が「親家片上手」かというと、実はそうとも言えないのです。

 

それはなぜか。「私は家の片づけが上手。なんでもぱっぱと捨てられるし……」という女性が、親の家の片づけをしてみたら「そんな私が、親の荷物を処分するときには心がとても痛みました。予想外のことでした」と思い悩んだり、●年使わなかったら処分する、といったような自分なりの片づけルールが、親の家の荷物にはあてはまらなかったり。自分の知らない魔の情報がたくさん詰まっている親の家を片づけることは、自分の荷物を片づけるようにサクサクとはいかなくて、「片づけ上手」な人は、かえってストレスがたまってしまうかも、とまで思ってしまったりします。

片づけが苦手だから、やったことがないから、親家片は得意な人にまかせたほうがいい、ということはけっしてないのです。

 

これからはオヤメン!? ぜひ男性の力を頼って

 

そこで、最初の話題に戻ります。ならば、いままで家の片づけなんかやったことがない、という男性こそ、いまこそ、親家片メン→オヤメンとしてデビューしてみてはいかがでしょうか。(イクメンもいいけれど、オヤメンになると、いいことがたくさんありますよ!)

このサイトを読んでくださっている方もまだまだ女性が多いと思いますが、親家片は、

ひとりで涼しい顔をしてすっきり終了できる、というものでは残念ながらありません。

とにかくひとりでかかえこまないことがいちばんです。くじけそうになったときも、迷ったときも、現場をわかって話ができる人がいるとなんとかひと息つけます。その場に、頼りがいのある同士の女性はひとりでも多いほうがいいですが、ぜひ、男性も巻き込んでみてください。実際に作業をしてみないと、親家片の大変さはなかなかわかりません。

 

できれば、男兄弟や夫やパートナー、息子たちにも、親家片のスタートから加わってもらいましょう。男性の視点が加わると、思わぬ解決策が浮かんだり、もちろん、力仕事もしっかりやってもらって……。頼れられるとけっこうがんばるのが男子かなと、私は思っているのですが。

 

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